Macの画面オフは、まずディスプレイを消すことです。本体のスリープは、コンピュータを低消費電力の状態にします。画面ロックは、作業中のセッションに戻るときに認証を求めます。画面が黒いだけでは、どの状態かは分かりません。席を離れてもダウンロードを続けたいなら、画面が消えるまでの時間とは別に、本体のスリープとロックを確認しましょう。

設定の場所が近いため、混同しやすいところです。画面をオフにする時間は「ロック画面」、本体を起動したままにする設定は「バッテリー」や「エネルギー」にあります。先に決めるべきなのは、離席中にどの作業を続けたいか。画面が消えたことだけでは、作業の継続もアカウントのロックも確認できません。

見た目が似ている三つの状態

画面がオフ

ディスプレイは暗くなります。本体は動作している場合があります。

本体がスリープ

Macが消費電力を抑えます。通常の作業は止まることがあります。

画面がロック

作業中のセッションに戻るには認証が必要です。

macOSのスクリーンショットではなく、違いを示す説明図です。ディスプレイの電源、本体のスリープ、セッションへのアクセスは別々に考えます。

ディスプレイをオフにしても、Macはアプリを実行し続けることができます。実際に起動したままでいるかは、電源設定とアプリからの要求によります。明るさを最低にする操作も、スリープやロックを確認する方法にはなりません。見えるものを変えただけです。

本体のスリープは動作そのものに関わります。書き出し処理、ローカルサーバ、一般的なファイル転送が、スリープ中も途切れず進むとは考えないでください。対応する一部の処理のためにmacOSが一時的にスリープ解除される場合はありますが、機種や設定によって異なります。スリープを、あらゆるバックグラウンド作業を続けるモードとして扱うことはできません。大事な処理なら短い試験をして、その処理の結果を確かめるほうが確実です。

画面をロックしていても、本体は動作している場合があります。ロックは、認証なしで作業中のデスクトップに戻られることを防ぎます。本体をいつまでも起動したままにする機能ではありません。画面オフもロックを保証しません。パスワードを要求する設定と、その待ち時間を確認する必要があります。

画面だけを消して作業を続けたいとき

電源につないだ状態で処理を続けるなら、まずmacOSの標準設定を試すことをおすすめします。時間を区切ったセッションや、より細かな動作が必要になったら、追加のツールを検討できます。症状の原因が分からないまま、アプリを増やす必要はありません。

「システム設定」を開き、「ロック画面」でディスプレイをオフにするまでの時間を確認します。Macノートブックでは、バッテリー駆動時と電源アダプタ接続時の設定が分かれています。自宅の机では画面が消えず、電車ではすぐ消えるなら、設定を変更する前に電源条件を見てください。

画面がオフでも本体が自動スリープしないようにする設定は、別に用意されています。ノートブックでは「バッテリー」→「オプション」にあり、電源アダプタ使用時に適用されます。デスクトップMacでは「エネルギー」を確認します。使える項目は機種やmacOSのバージョンによって異なるため、Appleのスリープとスリープ解除の設定ガイドで、自分のバージョンを選んで確認してください。

この設定が対象にするのは自動スリープです。メニューで「スリープ」を選ぶ、ノートブックを閉じる、電源が途切れる、アプリ側で処理が一時停止する、といった状況までカバーする保証はありません。最初の試験は、ノートブックを開いたまま行いましょう。AppleのMacをスリープさせる方法も確認できます。閉じた状態で外部ディスプレイを使う構成には、別の条件があります。

例えば、中断しても困らないダウンロードを、電源につないだMacで始めます。進み具合を記録し、画面が消えるまで待ってから、戻って比較します。進んでいなければ調査が必要ですが、それだけで本体のスリープと断定できません。サーバ、ネットワーク、アプリが止まった可能性もあります。画面の状態に加えて、ログや完了時刻を確認してください。

決まった時間だけMacを起動したままにしたい場合は、スリープ防止ツールの選び方が参考になります。時間指定の動作と、在席状態によるディスプレイ制御は目的が異なります。終わらせたい作業に合わせて選びましょう。夜間の書き出しを続けるための唯一の手段を、休憩リマインダーに任せるのはおすすめしません。

ロックの設定は別に残す

席を離れるときはControl–Command–Qで画面をロックできます。AppleのMacのキーボードショートカットに掲載されている操作です。自動保存しないアプリを使っている場合は、先に保存しておきます。画面ロックは、他の人がMacを終了したり、電源を切ったりすることまで防ぐものではありません。

「ロック画面」で、画面が消えてからいつパスワードを要求するかも確認してください。待ち時間があると、その間はデスクトップに戻れる場合があります。共有オフィスと自宅の机では、適した待ち時間が違うかもしれません。場所に合わせて選びます。

ダウンロードが止まるからといって、パスワード要求を無効にするのは適切な解決ではありません。変更されるのはアカウントへのアクセスで、原因は自動スリープやアプリ側にあるかもしれないからです。認証を残したまま、電源まわりの動作を調べましょう。特定の処理にロック解除済みのデスクトップが必要なら、毎回のロックを緩める前に、そのアプリの説明を確認してください。

離席前にできる短い確認

  1. 開いている作業を保存し、中断しても問題のない処理を選びます。進み具合や時刻を記録します。
  2. バッテリー駆動か、電源アダプタ接続中かを確認します。ノートブックは開いたままにし、その電源条件の画面オフ時間を使います。
  3. 自動スリープの設定を別に確認します。一度に一つだけ変更すると、結果の意味が分かりやすくなります。
  4. Control–Command–Qでロックします。画面が消えるまでの時間を過ぎてから戻り、認証と処理の進み具合の両方を確認します。
  5. 処理が終わったら、一時的なスリープ防止設定を元に戻します。起動し続けると電力を使うため、常に同じ設定にする必要はありません。

試験で処理が止まったら、次は画面を消さずに同じ処理を一度試します。それでも止まるなら、ネットワークやアプリの設定から確認してください。複数のスリープ時間を同時に変えると、知りたかった違いが分からなくなります。

休憩リマインダーが担当すること

電源設定はコンピュータを操作していない時間に関わります。休憩のスケジュールは、近くの画面を見るのをやめるよう促します。キーボードに触らず長い資料を読む時間も、本人にとっては仕事です。マウスが止まっているという情報だけでは、画面を消すべきか、本当に休憩したかを十分には判断できません。

Have You Rested?は、Appleシリコン搭載MacとmacOS 13以降で使える無料の20-20-20タイマーを提供しています。初期設定はMacの休憩リマインダー設定ガイドにまとめています。タイマーは画面から離れるきっかけになりますが、離れた間に何をしたかを確かめるものではありません。

ProのFull Modeには、カメラで在席状態を判断する機能とディスプレイ制御があります。Privacy Modeとの違いはホームページのモード説明で確認できます。カメラの信号に基づく機能なので、セキュリティのためのロックや、放置した処理が完了する保証として扱わないでください。macOSの設定や他のアプリも結果に関わります。

画面が暗くなったことは、休めたことの測定にもなりません。スマートフォンや別のモニタを読んでいるかもしれません。休憩中はそれらの画面から離れて行うことを決め、終わってから作業に戻りましょう。休憩を取りやすくするために、Macのロック設定を変える必要はありません。

Macの画面が黒いときの疑問

画面が黒いとMacはスリープ中ですか?

そうとは限りません。画面がオフでも、本体は動作している場合があります。ロック中のセッションも似た見た目になります。色だけで判断せず、関連する設定と処理の進み具合を確認してください。

Macをロックしてもダウンロードは続きますか?

本体が動作したままで、ダウンロードアプリが対応していれば続く場合があります。ロックだけでは継続を保証できません。離席中の転送に頼る前に、実際のアプリ、電源条件、スリープ設定で試してください。

MacBookを閉じるのは画面だけを消すのと同じですか?

違います。ノートブックを閉じると通常はスリープしますが、対応する外部ディスプレイ構成では動作が異なる場合があります。最初の試験では開いたままにし、一つのスリープ防止設定が両方に適用されるとは考えないでください。

休憩の通知にカメラは必要ですか?

必要ありません。Have You Rested? Freeはタイマーを使います。Pro体験中も含め、一切カメラを使わない場合はmacOSのカメラ権限を無効にしておきます。ProのPrivacy Modeでも、権限が許可されていれば、個別の確認付き休憩でカメラを使う場合があります。

Macの電源まわりの動作を確認したら、無料の休憩タイマーを試せます。必要な処理は続け、席を離れるときはロックし、休憩中の注意を画面の外へ向けましょう。